1. TOP
  2. コラム
  3. コラム
  4. 初めての神栖市観光ならコレ!定番をめぐる観光プラン

かくた民宿

初めての神栖市観光ならコレ!定番をめぐる観光プラン

神栖市観光

初めて神栖市の観光をするとなったとき、まずは押さえておきたい定番プランをご紹介します。
土日祝のみの営業となっている観光地もありますので、土日祝バージョンをベースとし、平日バージョンについてもご紹介します!

1.土日祝の観光プラン

<9:00 息栖(いきす)神社を散策>

朝一番、パワースポットとしても有名な息栖神社を訪れて神聖な雰囲気に浸ってみてはいかがでしょうか。

息栖神社は、鹿嶋市にある鹿島神宮、千葉県香取市にある香取神宮とともに『東国三社』として名高い神社で、現在でも東国三社参り(三社を詣でること)が行われています。それぞれの神社には『たけみかづち』『ふつぬし』『あまのとりふね』の三柱の神が祀られており、息栖神社では、相殿の天乃鳥船(あまのとりふね)だけでなく、主神である久那戸神(くなどのかみ)と住吉三神(すみよしさんしん)も祀っています。天乃鳥船は交通守護のご霊格の高い神様で、鹿島大神の御先導をつとめられた神様であるといわれています。

弘化四年(西暦1847年)に建築されたと伝えられる神門をくぐると参道が続いており、途中には俳人・松尾芭蕉の句碑が立っています。大鳥居(一の鳥居)の両脇には、本三霊泉の一つに数えられ、パワースポットとしても注目を集めている清水の湧き出る忍潮井(おしおい)が、左右にそれぞれ一つずつあります。それぞれの水底には「男瓶(おがめ)」と「女瓶(めがめ)」と呼ばれる瓶が一つずつあり、1000年以上もの間、清水を湧き出し続けてきたとされています。この水にはご利益があり、「男瓶(おがめ)」の水を女性が飲み、「女瓶(めがめ)」の水を男性が飲むと二人が結ばれるという言い伝えがあるんですよ。

すでにカップル、ご夫婦という方であれば、樹齢約1000年の夫婦杉(御神木)を見に行ってみましょう。ナギの木は、凪(風がやみ海が静まる様子)のように全てが円満に治るようにという意味や、葉が縦方向に引っ張っても簡単に裂けないことから、夫婦円満や縁結びのお守りとされていました。2つの幹が途中から分かれており、寄り添っているようにみえることから、夫婦杉とも呼ばれているのです。

*プラス1のオススメポイント

せっかく『東国三社』として名高い神社の一つを訪れるのですから、御朱印をもらってはいかがでしょうか。
御朱印を受けた日付や神社名が記載されているので良い記念となりますし、独特のデザインを楽しむことができます。神社の参拝が特別感のあるものになると思いますよ。

*基本情報*

  • 住所:茨城県神栖市大字息栖2822
  • 電話:0299-92-2300
  • 駐車場:無料
  • 営業時間:
    社務所開設時間 8:30〜16:00
    御朱印受付時間 9:00〜15:30

↓  車で約3分

<11:00 サーキットの狼ミュージアムを見学>

土日祝に神栖市を観光するなら、ぜひ足を運んでみて欲しいのが『サーキットの狼ミュージアム』。息栖神社からは車でたったの3分です。

『サーキットの狼ミュージアム』は、週刊少年ジャンプに1975年から連載されていた『サーキットの狼』に登場したスーパーカーをテーマに、約20台の実物のほか、プラモデルやミニカー、スーパーカーカード・スーパーカー消しゴム、自動車雑誌のバックナンバーなどが展示されています。当時漫画を読んでいた方やスーパーカーが好きな方はもちろん、当時のことは知らなくても車好きの方ならきっと楽しめると思いますよ。

*プラス1のオススメポイント

ミュージアム周囲には、全長280mのデモ走行コースが有ります。運が良ければスーパーカーのデモ走行が見られるかもしれませんよ。

*基本情報*

  • 住所:茨城県神栖市息栖1127-26
  • 電話:0299-95-5550
  • 駐車場:無料
  • 料金:大人800円
    小中高校生400円
    ※保護者同伴の小学生以下は無料。
  • 休館日:平日、年末年始(12/28-1/3)
  • 営業時間:10:00~16:00 (入館は15:30まで)

↓  車で約15分

<12:30 港公園(平成物産パーク港公園)の芝生でゆっくり+遊覧船乗船>

神社で神聖な空気をすいながら散策をした後は、鹿島港を眺めながら芝生でゆっくりとくつろぎましょう。近くでお弁当やパンなどを買ってランチをするのがオススメです。

港公園は、季節ごとに様々な美しい花が咲いており、南国の樹木約8000本が植えられていて、緑豊かな空間が訪れる人々の憩いの場となっています。また、近未来的な形をした高さ52mの展望塔がシンボルとなっています。現在は老朽化のため利用することができませんが、再開した際にはぜひ上ってみてください。左右には鹿島港、そして鹿島臨海工業地帯の大パノラマが広がっています。無数の排気塔からは煙や水蒸気が立ち上り、規則的なタンクやコンビナートが並ぶその光景は、まるで異世界に放り込まれたような感覚を味わえます。なんと、天候条件が揃えば富士山が見えることも!その先の太平洋を眺めれば、航行する船も見えますよ。展望塔に上れなくても、芝生広場から鹿島臨海工業地帯を眺められます。
春には『港公園わくわく体験フェア』なども開催され、様々な体験コーナーやスタンプラリーなどのイベントを楽しめますよ。

隣接した遊覧船乗り場から、年末年始を除く土日祝は13:30に鹿島港を1週する約45分の船旅を楽しむことができるので、ぜひ乗船しましょう(平日は団体客のみ)。
石油備蓄タンク群や白い潮の山、製鉄所、穀物サイロなどが次々に目に飛び込んできますし、停泊中の大きな巨大タンカーの横を通り抜ける瞬間は迫力があって面白いですよ。

*プラス1のオススメポイント

元旦は早朝6時から開園しており、初日の出を見ることができます。工場群の向こうから昇る初日の出は珍しさもあり、一見の価値があります。

*基本情報*

  • 住所:茨城県神栖市東深芝10
  • 電話:0299-92-5155
  • 駐車場:無料
  • 料金(展望台:現在利用休止中):
    大人 200円
    小人(中学生まで) 100円
    シルバー(70歳以上) 100円
  • 定休日:第1水(祝日の場合は翌日)、年末(12/29-31)
  • 営業時間:8:30-17:00

*遊覧船*

  • 住所:茨城県神栖市東深芝12
  • 電話:0299-92-3033 鹿島埠頭株式会社 船舶部船舶営業課
  • 料金:大人 1,260円
    小人 630円
  • ↓  車で約15分

    <14:00 神栖市1000人画廊を見学>

    日川浜から鹿島港方面へ続く全長約6kmの南海浜護岸壁に描かれているユニークな壁画は、市民参加型のまちづくりの一環として1990年からスタートしたものです。一般公募によって神栖市民が選ばれ、選ばれた市民が大きな壁画を描いているのです。
    また、2010年には1000人画廊の背後に新たな風力発電施設(ウインド・パワーかみす)が誕生し、壁画と風力発電施設のコラボレーションを楽しめるようになりました。海の上に設置された洋上風力発電所は日本初のものであり、TVドラマやミュージックビデオにもよく登場しているんですよ。

    この発電所を運営する会社が自社の風力発電所を見学できる施設として展望見晴台『海風の見える丘』を整備しました。一般の人も利用できるので、ここからも壁画作品を楽しむことができます。
    ※1000人画廊前の市道一部区間(JFE条鋼(株)鹿島製造所裏堤防沿い道路)は2024年5月中旬から11月末まで終日全面通行止めとなっていますので、詳しくは、神栖市ホームページをご確認ください。

    *プラス1のオススメポイント

    風力発電施設と日の出のコラボレーションがとても美しいので、初日の出の鑑賞スポットとしてもオススメです。

    *基本情報*

    • 住所:茨城県神栖市南海浜護岸 (1000人画廊)
      茨城県神栖市南浜地先 (風力発電所)
    • 電話:0299-90-1217 (1000人画廊)神栖市役所観光観光課
      029-305-5088 (風力発電所)株式会社小松崎都市開発
    • 駐車場:無料
      見晴台前の駐車場は数台のみです。
    • 料金:無料

    ↓  車で約10分

    <15:00 波崎ウィンドファームを見学>

    白い砂と綺麗な水が美しい波崎海水浴場のすぐそばにも、12基の風力発電施設があります。2004年に誕生しました。
    一直線に12機の風力発電施設が並ぶ様子は壮大で、一見の価値があります。テレビドラマやCM、映画の撮影でも使用されており、神栖市の海岸線のシンボルといえます。

    *プラス1のオススメポイント

    シーサイド道路沿いに簡易展望台があり、12基の風力発電施設と太平洋を望むことができます。『縁結び展望台』としても知られる人気のスポットです。

    *基本情報*

    • 住所:茨城県神栖市須田~矢田部
    • 電話:03-5487-8560
    • 駐車場:無料
    • 料金:無料 (簡易展望台)

    2.平日の観光プラン

    土日祝のみ利用できる施設を省いて、以下のプランはいかがですか?

    9:30 息栖(いきす)神社を散策

    ↓ 車で約15分

    11:30 港公園(平成物産パーク港公園)の芝生でゆっくりランチ

    ↓ 車で約20分

    13:00 波崎ウィンドファームを見学

    ↓ 車で約10分

    14:00 神栖市1000人画廊を見学

    ↓ 車で約2分

    15:00 神栖市 温浴施設 ふれあいセンター湯楽々(ゆらら)でさっぱり

    時間に余裕があるので、温浴施設でサッパリするのもオススメですよ。
    温泉ではありませんが露天風呂やサウナもあり、料金も520円とリーズナブルです。
    リラックスルームやキッズルームもあるのでのんびり過ごすことができます。

    *基本情報*

    • 住所:茨城県神栖市奥野谷6283番地2
    • 電話:0299-90-5911
    • 駐車場:無料
    • 料金:大人:520円
      子供(3歳〜中学生)・高齢者(70歳以上):310円
    • 定休日:毎月第3月曜日(祝日の場合は繰り上げて前週の月曜日)、年末年始(12月29日~1月3日)
    • 営業時間:10:00-21:00

    3.まとめ

    神栖市では、歴史ある神社から近代的な風力発電施設まで、様々な景色を楽しむことができます。見学はもちろん、こだわりの写真を撮って楽しむこともできるのではないでしょうか。
    はじめて神栖市へお越しになる際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。